第116話 お題:お尻ぺんぺん 『予知夢』

『予知夢』


おれは予知夢を見る。昨日の夢では彼女が

「お尻ぺんぺん!」って叫んで、俺が笑っていた。

どうしよう。俺はMじゃない……はずだ。

しかし彼女がぺんぺんする事はなかった。予知能力は消えた。


五年後。

「もおお! お尻ぺんぺん!」

彼女が息子にそう言っている。俺は大声で、笑っていた。

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