第112話 お題:フリー素材 『恋の営業法』

『恋の営業法』


「フリー素材って酷使されて、気の毒ね」

あたしがいうと、きみは笑った。

「人気があるから酷使される。使われなきゃ消える。俺は無料でも使われたいね」


「フリーランスの考えね」

「おまえも俺を使いたおせ。俺は今、いろんな意味でフリーだぜ」


売り込みがうまいのもフリーランスだな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る