第77話 お題「雑魚」 『永遠の雑魚キャラ』
『永遠の雑魚キャラ』
「おれって雑魚キャラなんだ」と彼がぐちる。
「顔はパッとしない、仕事は普通。どうしようもない」
ばかみたい。気づいていないのね。
たとえ100メートル離れていても、あたしはきみがわかる
金色の背びれが輝いて見えるから。
あたしにとってきみは黄金の雑魚キャラ。
永遠の雑魚キャラ。
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