第4話 お題「コミュニケーション」『もっと。』

『もっと。』


「煙草の火を貸して」

俺は彼女にライターを投げた。


「火を貸して」

マッチを擦る。彼女の顔が俺の手に近づく。


「火、ちょうだい」

彼女の煙草に、火のついた俺の煙草を近づける。先がふれる。焔がうつってゆく。

彼女は笑って煙を吐く。

「次は?」


……もっと。コミュニケーション。



★★★

こちら、ツイッタでしか公開していなかった140字も出していきますね。

ストックがある間は、毎日2話更新です。


ふふふ。パンダ、この2か月間、寝ていただけじゃないんですよ(笑)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る