蜜蜂
花のしとねに 泊まっておいで
今のご時世 なんでも銭だ
ところがそこでは 心配御無用
金はいらない 愛さえあれば
栗毛色の 髪を撫でれば
菫の香りが 憂いを晴らす
小さな薔薇に くちづけすれば
まるで摘みたての 甘い蜜の味
微かに震える 可愛い羽音が
お前の食指を さらに駆り立てる
艶な肢体は 眼を悦ばせ
曲線さすれば ますます楽しい
ひとつ用心 体に似合わず
でっかい針を 忍ばせている
そいつでぶすりと 一刺しやられて
逝った仲間が 何人いるやら
―――――――――――――――――
着想ネタ:「ファイナル・ファンタジー7」のコルネオの館
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます