多分、今も
君と別れてからまだ一ヶ月も経ってないんだね。
もう何年も経ったような気分で、何かある度にあ、もう別れたんだなって思い返してるよ。
自分から振ったくせにね。
多分君は、私がもう嫌いになったから、好きじゃなくなったから振られたと思ってるんだろうね。全然そんなことないんだけど。本当は、あの時も今もずっと大好き。じゃあなんで別れたの?ってなると、他にも愛せる人が出来たから。
そもそも君はクズだったしね。離れるにはちょうどいい機会だと思ったけど、何だかんだで今も好きだよ。
けど、もうよりを戻すことはない。それがお互いのためなんだと思う。普段は本音言ってくれないくせに、別れ際になると言ってくれてさ、もっと普段から言って欲しかったなぁ。
電話を切る時も、切ったあとも、やっぱり好きで、家まで行ってやっぱり別れたくないって縋りつこうか本気で迷ったくらいは別れたことを後悔した。
けど、君はちゃんと別れを受け入れて、もう二度と関わることがないようにちゃんと関係を断ち切った。多分、最後の優しさだった。
その優しさを無駄になんかしたくなかった。ちゃんと踏みとどまって、私も別れを受け止められた。
まだ別れて数週間しか経っていない今。少しでも君が私のことを思ってくれてる時間があれば、って思っちゃう。終わったあとまでこんなんでごめんね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます