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目次
雨の日に気になるのは服の裾
かなしいことに斜め雨と
小雨と矢のように小さな粒
吹いてくる風のせいで
服の裾が濡れて
かばおうとした鞄も濡れた
拭くタオルはあるけれど
裾が吸収した水は拭ききれない
あちらこちらで見る
オシャレ長靴を見ては
男性用はないものかと思う訳だ
合羽を着ても裾は濡れる
大きい傘でも風のせいで濡れる
小雨より更に小雨の粒雨でも
濡れる
替えとか用意のいい頭ではない
次の駅ビルで買おうなんていう金持ちでもない
常に貧困、常に裾濡れ
今の自分を見ているようで
みっともないのに、どうしようもなく
どれかになろうとも思わないから
どうにもしない
そして裾は濡れている
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