神にまでゴミと蔑まれた俺による脱ゴミダンジョンライフ〜神に仇なすゴミの冒険録〜
すい
No.1 world modification
「そんなのってあるか…?」
俺は認められなかった。いや、認められるはずもなかった。
俺のスキルが<ゴミ>だなんて。
俺は今、高校3年生で、ひきこもり生活を送っている。
逃げ続けた人生を送っている。俺は逃げる自分を正当化し続けている。
俺はそう。社会の"ゴミ"だ。
そして今日も俺はひきこもる。明日も明後日もその後も、永遠に。
そう思っていた矢先、世界に変化が訪れた。
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02:00 -world modification-
異界結合率が0、01%を超えました。
異界との親和性を確認…
極めて高いことを確認。
結合を開始します…
成功しました。
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異界結合率:0、01%
1%到達まで残り30日
20日後にダンジョンの生成、
ステータスの適用を開始します。
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この時、俺含む全人類はこの画面の真意に気づくことなど、できていなかった。
ただ、現状わかっている事としては、残り20日で世界に変化が訪れる。それだけだ。
夜が開けると、マスメディアではこの謎の画面の話題で持ち切りだった。
「さすがにねぇ。こんな非現実なことが起こっちゃ、私らもなんとも言えませんよ。」
「そうそう。いかい、けつごうりつ、?だったか?それがまずなんなのやら。それにダンジョンにステータスなんて。まるでゲームじゃあるまいし。」
政治家たちは口を揃えてこう言っている。
ネットでは
「これは狡猾こうかつな宇宙人の侵略だ」
「これマジだよな?としたらヤバくね?地球終わりじゃね?」
「はっはっは。これこそ運命の邂逅!来るべき時が来たのだ!」
色んな意見が飛び交っていた。
この時は誰も理解してなかった。
この出来事は必然的帰結であり、偶然でもなんでもないことを。そして、これが全ての始まりだということを。
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