モンスター

雨音に逸らした目線のその先に君がいないで誰がいるのか


君に向け何投目かもわからないハートは弧を描いて微塵


点滅の青信号に君想う私は孤独なイートモンスター


赤い紙から生えるポテト枯れる待ち合わせの時間は遠に過ぎた


コーヒーを片手に君は秒刻み歩道橋あともう少しだけ


あ行からわ行までをスクロール他人ひとには言えない1行がある


100日過ぎた青春の片思いとは歪んだ空のペットボトル


君が誰と会おうとも私は制服の裾に懸垂状態


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