プロッター2

どうやら私の小説に求めているのは小説家としてのいろはのようなのでもう一本仕込んでおく。

プロットで大切なことは私はインスピレーションで、基本的には気分に応じて書いている。もちろん難しい話の行き来をすることもあるが、プロット帖にあまりいろいろなことは書かない。最低限だけ書いてあとはその時浮かんだストーリーをそのまま書いていることが多い。昔は細かいプロットがなければ書けなかったけれど、最近はプロット帖にあんまり書かなくても書けるようになった。これは完全に慣れだと思う。

小説で爆発的なヒットをさせようなんて思っていないから、気楽なもので、私は職業作家ではないので部誌に乗せてもらう程度の物書きしか最近はしていない。特にボカロ系が最近のはやりだけれど、これはちょっとしたコツがいる。それについてのコメントは差し控えさせていただく。とにかくまずは書くことから始めてみよう。どんなに考えていても何も進まないので書いてみて、推敲する中で物語のほころびが出始めるので後で修正すればいい。最初は何度も書き直した。スメリアなんかは苦痛の連続で世界を描くのにかなり力技だった。10万文字をかければ中編小説としては十分なのでちゃんと書きたい人は一遍1万文字を目指して10話で完結させるのがよろしいと思う。とはいえ一日に1万文字は職業作家の域を超えるので何日かに分けて書ければいいと思う。大体3千文字を過ぎたあたりからハイになり始めて中途半端なモノしか出来上がらないので注意しながら書いてみてほしい。プロットとの行き来になるのでプロットを細かく書ける人は大成するのだと思う。プロット段階で明確にストーリーが決まっていると文章は本当の意味で文章化するだけなので進めやすいと思う。

プロットで気にしているのはキーメッセージを必ず書くようにしている。話の中で必ず入れたいセリフはここで決めておく。私の場合は最初にそこから書き始める。

小説家を目指すならプロット帖を何ページも埋められるようにならなければ難しいと思うので、その点だけは弁えて書き始めたらいいと思う。

それが無理なら小説家には向いてないのであきらめた方が健全である。

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