パパの車取られちゃいました事件
そうして、結婚することになった
父と母。
父がローンを組んで買ってくれた新居で
3人での生活が始まりました。
私はその当時父のことがあまり好きではなく、あまり仲はよくなかったです。
別に私に特段優しいわけでもなく
オマケに欲しいものも買ってくれなかったからね!
ママが買ってくれようとしても
甘やかすなって言ってくるし
もはや敵でしたね。
あ、もうこの頃にはたまごっちには飽きて、
DSが大好きでした。
まぁでも結婚してしまったものは
仕方が無いのでそこで生きるしかありません。
平和な生活がやっと始まる!
…と、思いきや
運のなさランキング1位そして
おツムがすごく弱い母
またやらかすのです。
結婚前に父が精算してくれた借金、
実はあれ、
全額じゃなかったのです。
なぜ母がそこで嘘をついたのか
その真偽は未だ不明。
聞きたくもなかったので聞いてません。
なぜそれが発覚したかって?
なんと
その借金の方が訴訟を起こし、
うちに差し押さえが来たんですwww
これ、嘘でしょって思うでしょ?
ほんとなんです。
みんな差し押さえなんかにあったことないと思うんで経験者の私がどんな感じか教えてあげましょう。
まず、家にめちゃめちゃ人が来ます。
そして家具1個1個に札を貼り付けていくんです。
私その時差し押さえだなんてわかってなくて、買い換えるから全部売るのかな?
なんて呑気に考えてました。
なんか剥がしたくなっちゃって
剥がしてみたり。
だって、テレビのど真ん中に貼ったから、
テレビ見れないじゃないですか。
普通に剥がしました。
それが借金の差し押さえと知ったのは
夜の夫婦喧嘩です。
もうハチャメチャですよ
本当に
怒声が響き渡りすぎ
父はなんでうそつくんだ!
俺の家だぞ!
と正論で怒鳴り散らし
母は、
忘れてたし!!!
とかいうめちゃめちゃ弱い発言と
ビックリするレベルの開き直りをかます
鬼の泥試合でした。
当時小学生私
明日学校なのに寝れないし
本当に怖かったなぁあの時…
2人とも酒が入ってるから
どんどんヒートアップしていきました。
私も寝れないので
何かあったらすぐに警察を呼ぼうと決めて、
階段からリビングの様子を伺ってました。
すると
母「もうこんな家要らない!!!!
燃えてしまえ!!!!」
と、ライターでカーテンに火をつけました。
焦る私
急いでコップに水を入れてカーテンにかけて、さすがにその時キレました。
燃やすな!!!!!
あの時出た精一杯の反論でしたね。
うん。
燃やすなよ
普通に考えて
語彙力が失われるくらいビックリしたわ
そして母よ
開き直りの度が過ぎる。
謝れよ。まずはさ。
アイツ謝んないんですよ
永遠に開き直る。
父よ 気持ちはわかります
そして、結局その日は
喧嘩は一旦終わりました。
父も母が何しでかすか怖くなったんでしょうね
私も怖いからやめてくれ
小学生だぞこちとら
ここで話は一旦
父の趣味の話になります。
父、結婚前から車が趣味でした。
私はよく分からないけど
ニッサンの車が好きらしく、
矢沢永吉が好きだったみたいです。
スポーツカーみたいなのを
カスタム、っていうんですかね
相当お金かけてしてました。
カスタム額だけでおよそ1000万ほど
かけたらしいです。
まぁたしかにあの車カッコよかったな
乗りづらいけど
そんな父の命のような
人生をかけた車
取られちゃいました。
(笑)
タイトルで分かりますよね
しかもね
カスタムした車って
カスタム額関係なく値段落ちるみたいなんです。
その辺は詳しくないけど、
車を売っても借金には全然届かず、
結局父の実家に支援してもらい
どうにか家を取られるのを
防ぐことが出来ました。
その夜の父は本当に怖かったな
話しかけても喋らない
永遠に淡々と酒を飲んでました
義理の父と言えど、恩人ですし、
子供ながらに心が痛みました。
人生をかけた車を
変な女に出会ったせいで
取られてしまうなんて
本当に可哀想な人です、うちの父。
(まぁ父の不幸これが序章なんだけどね…)
ごめんね、父。
うちの母のせいで。
母へ
あの時はさすがにクソ女だと思いましたよ
娘より
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます