桜の花言葉
桜が満開になり公園にでかけ、鉄棒にもたれかかりながら呆然と眺めていると、そよ風に吹かれる一房を握りしめたい欲が彷彿する。
いや、桜を鷲掴みにするなど、今では炎上の種だ。
しかし、どうしても掴みたい。
………………そっと掴むぐらいなら、問題はないだろう。
手が届きやすい一房を選び、そっと掴む。ふむふむ、ふわふわとして気持ちが良い。まるで動物のよう…………動物?
よく見ると桜に毛が生えているではないか!しかも黒い目が二つ……丸まったオコジョと目が合う。
思わず手を離し目を擦ると、そこにあった一房もオコジョも消えていた。
狐に化かされると言うよりかは…………桜にごまかされた?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます