言の葉の詩
哀原深
1秒先の未来
今という時間が、過ぎて行く
今という時間が、
その度に今が過去となり
未来が今となって流れて行く
他人の声に足を取られて
常識というしがらみにつまずいて
今この瞬間に囚われて
泥の中で息をするように
生きることが辛いから
僕は、君は
今をひどく呪って
僕は、君は
今を捨てようとして
けれどね、ほら、見てごらん
逃げてもいい、隠れてもいいから
こと切れそうな心をそっと包んでごらん
心の叫びを聞いごらん
自分の心をぎゅっと抱きしめて
自分の心に素直になって
そうして
1秒だけでいい
心を繋いで
1秒だけでいい
自分を許して
1秒だけでいいから
命を抱いて
そうして1秒先の未来を繰り返して
平凡な1秒先が
代わり映えのない1秒先が
鮮やかに輝く時が来るから
僕を信じて
君を信じて
1秒先の未来を生きて
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