V1.16 ギルドホームはどこにする?
ユキの作ったギルド。「リリース」に私たちは入る。
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ギルド:力の解放(リリース)
ギルドリーダー:ユキ
サブリーダー:無し
ギルドホーム:無し
ギルドメンバー数:6
加入条件:承認制
説明文
少数精鋭。基本メンバーの追加は無し。もしかしたらこちらからスカウトかけるかも。喧嘩売って来たらガチで潰す。以上!
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「それで〜、サブリーダーは誰にする〜?」
「俺はパスするぞ?武器や装備を作るのは時間がかかるからな。サブリーダーになっても何もできる気がしないw」
「私もハルトさんと同じ理由ですね。動画作るのには意外と時間がかかりますから」
まずは、ハルトさんとビュアさんが辞退。残る候補は私とアリアさんとミカちゃんだけど、私はサブリーダーってそもそも何していいかわかんないからパスだね。
「私もパス!」
「大丈夫、ナユカはそもそももっと忙しいから、放し飼いの方が色々良さそうだし〜」
「私はそこら辺で拾ってきた野良犬か何かかな?対応がそれと同等だよ?」
「うちは出来ればやりたくないな」
スルー!?みんなもしかして私の事、野良犬だと思ってるの!?
「アリアでいいんじゃねw?お前こういうの得意だろ?」
ミカちゃんも出来ればパス。あとはアリアさんだけど、ハルトさんがアリアさんを
「別にいいですわよ?みんなと違って私やることないですし…」
「決まりだね〜。サブリーダーはアリアっと!」
さっきのギルド情報のとこのサブリーダーがアリアと表記される。ユキが早速アリアさんをサブリーダーにしたようだ。
割とすんなり決まったので次の議題に移る。
「次にギルドホームの場所ね〜」
それが決まると今度はギルドホームの場所はどこがいいかとユキがみんなに
そういえば私の家とかそういう所有地もホームにできるのだろうか?
「ギルドホームが建てれる場所は限られてるだろ?どこにするんだ?」
「確か、公共施設か何も無いところなら大丈夫でしたっけ?」
あ、じゃあ私の家とかは無理なのか。公共施設…。博物館か?いや、でも6人にしてはでかいわ。
「近くに何かあるか?」
「ノアの落ちてた林?森?みたいなのは?」
「あれは博物館の人工林だからね〜。たぶん博物館買ったらついてくるよ〜」
「広すぎですわ」
でしょうね。
「あとはマスターみたいに闘技場周辺で借りるか〜、アインズみたいに空中都市作っちゃう?」
「さすがに時間がたりねーな。あの時はほぼ全プレイヤーで作ったんだぜ?」
私そのイベントの時にはまだこのゲームしてなかったから、よく分からないんだよねー。スカイスクランブルだっけ?
ヒイロさんはギルドメンバーではないから、何もすることがなくて当たりを見回している。というかこんなでかい建物が珍しいのかもしれない。
「あ」
「どうしたの〜ナユカ。何か思いついた〜?」
あ、声が出ちゃったから注目集めちゃったね。ヒイロさんを見てひとつ思い出したんだけど。
「博物館。買わない?」
広すぎる博物館。と、その周辺の土地はかなりの広さがある。博物館の隣には研究施設やら、公園やらいろいろあるし。土地が余ってるところも実はある。
「広すぎるってさっき言ったぜ?」
みんなミカちゃんの言ったことを思っているのか、私を見て大丈夫?って感じで止まる。大丈夫ですよー!
「私たちだけなら広すぎるけど、ヒイロさん達ノアに乗ってる人たちの住む場所を作るのはどう?もちろん、私たちだけじゃ足りないから、建築とかやってくれる人やギルド探して、あの博物館を中心に街作ってみたい!」
自分達のことが話題に上がったおかげでヒイロさんがこっちを見るが、まだ理解できていないみたい。
…
「ん〜。やろう」
ユキは少し悩んだ後賛成してくれた。
「やるのかッ!?」
「うそー!?」
これに驚くハルトさんとミカちゃん。まあ、さっきまでボツだった案をやろうとしているんだから当たり前だよね。その反応。
「買う…。と言ってもお金はあるんですの?」
「私を誰だとお思いで〜?」
「そういえばこの人、覇者でしたわ…」
「それだけじゃないけどね〜」
と言った感じで、ギルドホームは結局博物館になってしまった。そのままユキはホログラムパネルを操作して博物館を購入。と、同時にあそこら辺一体が私たち「リリース」の所有地となった。
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ギルドホーム
名称:無し
区分:無し
所持ギルド:力の解放
規模:巨大
特殊オブジェクト無し
入場制限:無し
エリア設定:戦闘不可。破壊不可。飛行禁止
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いろいろ設定とか変えられるみたい。細かいエリア分けでメンバー1人づつの部屋とか。あと訓練室とか、生産系の部屋や建物も作れるみたい!
入場制限は今のところは無し。後々、現地に着いてからいろいろ設定するらしい。
特殊オブジェクトっていうやつが何なのかは分からないけど、そのうちゲットできそう。
何はともあれ、これで私たちの本拠地が出来た。
できたと言ってもまだ何も無いのでこれからどんどん増やしていこうね!
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