第11話金曜日
in 第一倉庫
桜 「来たわよ」
黒木「一人で来たんだろうな」
桜 「そっちは何人連れて来たの」
彩子「動かないで,この人を返して欲しいなら,私と勝負しなさい」
桜 「返して欲しくないから勝負しなくてもいいかしら」
裕介「ちょい」
彩子「こんな男すぐに騙せると思ったのに」
桜 「私が邪魔でもしたと」
彩子「そうよ,私はただ4年前の事を聞きたかっただけ」
桜 「4年前の事を聞きたいならそこにいる黒木さんに聞けば
全部教えてくれるはずよ」
彩子「何言ってるの」
桜 「4年前の新聞記事を書いたのは黒木さん」
彩子「嘘ッ」
黒木「そんな女の言う事を信じるのか」
桜 「真実は1つしかない,2つ目があるなら偽造か捏造で3つ目は空想か想像って所
4年前花岡真衣子さんを誘拐し性的暴力をして殺したのは黒木竜彦よ」
彩子「嘘は辞めて,本当の事を教えて,この人を返すから教えて」
桜 「その隙に私を撃つつもり」
彩子「勘がいいのね」
桜 「あなたの演技は下手すぎ」
彩子「なんですって」
桜 「残念だけど私,その人を取り返しに来たわけじゃないの」
裕介「どういうことや」
カチッ(銃をセットする音)
黒木「これでエンドだ」
彩子「ちょっと」
黒木「死ねー」
バンバン(撃つ音)
裕介「彩子ちゃん危ないから下がって」
シュッ(桜がダガーを何本も投げる音)
黒木「きさま」
桜 「あんなに乱暴したら私は殺せないわ」
黒木「なら,これで最後だ」
碧 「その銃を下ろしなさい」
裕介「碧ちゃん」
刑事「誘拐とDVの容疑で黒木竜彦逮捕する」
碧 「花岡彩子さんあなたにも同行してもらいます」
彩子「どうしてよ,あんたがもっとちゃんと調べてれば」
碧 「それに関しては謝罪します,ごめんなさい」(頭を下げる音)
彩子「何よ」
碧 「あなたは事件をきっかけに歩く道を間違えた,こんな男と共謀して悪い事に
手を染めたりするから」
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