5ー29
今日は、龍聖と2人でラジオ番組の収録の仕事。
俺の番組じゃなくて、宮野星愛の番組のゲスト。
10ヶ月前、9年ぶりってくらいで宮野さんの番組に呼ばれた。
その時も、ちょっと口説かれたけど。
よろしくお願いしますって挨拶して、ブースに入った。
P「本日のゲストは、今年でデビュー10年目になりました、人気ロックバンドRealから、keigoさんとRyuseiさんにおいでいただきました」
K「Realギターのkeigoです」
R「RealボーカルRyuseiです。よろしくお願いします」
P「今年でデビュー10年目の年ということで、昨年の年末に、keigoさんとShunさんにゲストに来て頂きましたが、その時にどんな10年でしたかと、お聞きしたんですが、Ryuseiさんにとって、一番思い出深い出来事はなんでしょうか?」
R「そうですね。デビューして1つ1つのお仕事が初めてのことばかりで、すべて思い出深いですが、4年目の時にoneの来日公演のサポートバンドをRealがやらせてもらって、俺はコーラスをやらせてもらったんですけど、昔からエレン・レヴァントの大ファンだったので、本当に嬉しかったですね。とても良い経験をさせていただいたと思います」
P「oneの来日公演は、私も拝見させていただいたんですが、本当に最高でしたね。まず、oneが、あのoneが日本でライブをすると言うことだけでも凄いことだと思いましたが、Realの皆さんのレベルの高さにも驚かされました。
In the shadowを完コピでやられてましたが、本当に感動モノでした」
K「完コピって言っても、oneには全然及ばないですけど、あの時は、あの時の俺らなりにRealらしく、頑張ってやりましたね」
P「あのライブは、業界関係者も大勢見に行かれていたようで、Realの評価が一気に上がったように思いましたね」
K「そうなんですね。頑張って良かったな~」
P「今回のゲストがkeigoさんとRyuseiさんということで、リスナーからの質問で一番多かったのが、Realのファンを二分するお二人ですが、お互いをどう思っていますか?と言うことですが」
K「えっ?二分してんの?
龍聖6、俺2、大輝1、瞬1、悠弥0って割合じゃね?あはは!」
R「よく言うよ!俺、愛想悪いから、ファンなんて あんまいねーよ!ほぼほぼ桂吾のファンなんじゃないかって思うくらい、桂吾のソロパートのところの歓声すげーじゃん!」
K「俺もね、まぁ昔からかっこいいって言われてきたけど、男の俺から見ても、龍聖は本当にいい男だな!って、いつも思ってますよ。
端正な顔立ち、硬派で、俺みたいにヘラヘラしてないし、影があって渋いじゃないですか?本当に同い年かよ?って思いますね」
R「俺は人見知りで、あんまり話せないんですよ。だけど、不思議と桂吾とは最初から普通に話せて、まぁ、言葉にしなくても通じるなって思う時は、また敢えて喋らなかったりもするんだけど、桂吾はどっちも出来る人。コミュニケーション能力が高いんで、どんなタイプの人とも上手く仲良くできるんですよ。バンド内外の潤滑油になってくれてると思いますね」
P「前回、Shunさんとkeigoさんには、犬猿の仲なのでは?とお聞きしましたが、Ryuseiさんとkeigoさんにはボーイズラブ疑惑がありますが?」
K「あはははは!それ!言いふらしてんの悠弥ですからね!ヤキモチ妬くんですよ~アイツ!
正直なところ、バンド内で一番仲良しなのは、悠弥なんですよ俺。中学から一緒につるんでる仲なので。
でも、悠弥とは抱き合ったりしない。あはは!
龍聖とは本当によくハグするんですけど、なんてゆうのかな~。一体感?エロいか?ははは!」
R「大体、俺が桂吾を抱きしめにいっちゃう。
歌いきって、歌詞に込められた桂吾の思いを全部受け止めちゃってるので、なんか1人で立っていられなくなっちゃって、寄りかかりに行きます」
P「ライブでも、それを見たいと期待しているファンも多いようですが」
R「ファンを意識してやってるわけじゃないんでね。ステージ降りて、楽屋で抱きついてることの方が多いかな。で、悠弥に怒られるってのが、いつものパターンです。悠弥に、ハグされるのは、桂吾も照れくさいんだよな」
K「ってゆうか、キモい!
龍聖に抱きしめられてる時って、なんか女の気持ちがわかるってのか、気持ちいいなぁって思っちゃう。それ、ヤバいかな?あはは。
まぁ、冗談はそのくらいにして、ほんとにね龍聖は感性が鋭くて、読みが早い!俺自身もそうだと思ってるんだけど、俺以上に察しがよくて、俺が書いた詞をすぐに理解してくれる。かなり抽象的に書いてても、これってこうゆう意味?って感じ取ってくれて、俺が思ってた以上の世界観を出して表現してくれる。横でギター弾いてて泣きそうになる時がありますよ。
ボーカルが龍聖で本当に良かったって思いますね」
R「桂吾は、いつも明るくて、周りに気を遣う人なんでね、外では俺の分も余計に喋ってくれてるのかなと思います。
桂吾の一番最初の係は、広報と集客だったけど、本当に一生懸命やってくれてたなぁって思い出しますね。高校の頃の話ですけどね。
今じゃ、立派な作詞家であり、作曲家。
ギタリスト、ピアニスト、バイオリンはプロレベルだし、とても1つの枠には収まりきらない才能の持ち主。そんな桂吾が作る曲を、俺はいつまでも歌っていけたらいいなと思っています」
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