第138話 鬱にならないためには


ああ、最高に嫌だったことをいっぱい思い出しちゃったので聞いてください。

鬱にならないためのヒントも書くので。




学生の頃。

同じクラスの友達が不登校になりました。

担任の先生は言いました。

「お前はアイツと仲がいいから、クラスでのアイツの仕事も代わりにやってくれ」

つまり私に2倍働けということでした。

は?なんで私が。嫌だし教師がそんなこと言っていいのか呆れました。

でも私は反射的にハイと返事をしました。

多分ですが目は死んだ魚になっていたと思います。


またまた学生の時。

クラス替えで何故か私だけ、ひとりも友達と一緒じゃなかった。仲のいい子はだいたい同じクラスに固められていたのに。

その日の朝、担任は言いました。

「お前には頑張って欲しいから心を鬼にして、仲のいい子とは別にした。」

は?どういう原理ですかそれ。

ただでさえ学校に行くのが楽しくなかったのに、私は友達に会う楽しみさえも奪われた。

もう本当に行きたくなかったけど、不登校になることは親が許さなかったから死んだ目で学校に通った。



まだ語ろうと思えば同じような場面ってたくさんありました。

どの場面にも共通して言えることは、私は私を殺し続けてきたことです。

嫌なことを嫌って言えない、言わない。

これが一番の鬱の原因でした。

そして23年間ずっと我慢に我慢をし続けた体と心は簡単に壊れてしまい、今もなかなか治らない身体的な症状が何個かあります。



嫌って思ったなら、したくないなら。

自分を殺さないで。お願いします。

自己表現をたくさんしてください。

否定されたらって思うかもしれないけど、

怖いって思うかもしれないけど。

求められるいい子 をやり続けても、

その先にはなんにもないんです。

搾取されるだけの都合のいい人になっちゃう。

そんなの嫌でしょう? だから、まだ間に合う人は

嫌だ!やりたくない!ふざけるな!



反撃の意志を持て!

何も悪いことじゃないから。

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