第87話 いまとむかしと
むかしむかし、その昔、
私は親を大切にしたいと思えなかった
いろいろあった
過去形にできる方が珍しいと思う
そこについては幸運だったかもしれないね
今は親を大切にしたい
その代わり自分がどうでも良くなった
寧ろ親が死ぬまでを見届けるのが今の自分の人生の意味なんだよな 皮肉だな あの頃の自分が知ったらどう思うんだろうな
早くプライドとか見栄とかも全部捨てて
本当に全部どうでもよくなりたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます