第38話 睡魔と無気力
職場とのゴタゴタでもう一悶着あり、すっかり気力を失ってしまったらしい。夜しっかり寝ても昼も眠いし夕方には微熱。弱り目に祟り目と言ったところか…
なんだか私が休職したことを皮切りに、職場は大変なことが立て続けに起こっていると同僚から聞いた。以前から不安要素の多い運営だったので改善されなければこのまま倒れていくのではないかと思える程の事態だ。大丈夫なのだろうか? と思うと同時に復職の選択肢が完全に消えた。いや最初から辞めるつもりだったので問題ないが。
長い時間をかけて漸く改善の効果が出始めた頃にこうして悪い刺激を少し与えられると一気に悪化してしまうのは堪らない。こちらがどんな苦労をしてこの休職期間を過ごしたかなんて欠片も気にしていない。そんな相手にもう信頼を置くつもりもない。
また暫くは失った気力を取り戻す為に、時間をかけてのんびり過ごすしかない事は理解しているので気の向くまま好きな事をしていよう。
早くこの事態に決着をつけなければ…
どう転んでももう少しで動ける時期が来る。
退職の意思が変わらないことだけは頑張って伝えよう。
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