使えないと言われた光属性勇者は勇者パーティを追放されたが、影属性の美少女と出会い最強のSSSタッグになりました⁉勇者パーティに戻れと言われてももう遅い、ざまぁ!!

@okarin777

第一章

第1話 追放

「どりゃぁぁぁ!」「アイスプリズン!」「フ、フラッシュ!」


 俺たちは今、ダンジョンでモンスターを討伐していた。アレクが前衛をはり、魔法職が後ろから援護しながらひとまずは目の前のモンスターを討伐した。




「ていうかさぁお前の属性、なにに使えんの?」


 モンスターの素材をはぎ取りながらそう俺に言う勇者パーティの一人、火属性使いのアレク・オーレン。赤い短髪に赤い鎧で身を包んでいる。自分の火の熱に耐えられるような断熱仕様になっている。彼は戦闘の時はいつも先陣に立ち、火力役に徹している。そうだよなぁ、火は爆発とか威力も高いし、料理の時も使えるし・・・・・・



「そうだな、お前のスキルは眩しい。敵に少しは有効かもしれんが、俺たちの方にデメリットが大きい気がしてならない」


 氷属性使いのヒュウガ・アストレア。青い長髪にローブを羽織っている。彼のスキルは足止めをしたり防御壁や足場を作ったりと何かと便利だった。



「ま、まぁまぁ。このダンジョン暗いですし、明かりがあって助かってますよ……?」

「そんなものは俺の火でもどうにかなる。火の方が目に優しいだろう」


 緑のショートヘアー、草属性のサリアが間に入ってくれたが、アレクに諭されてしまった。

 堅物ゴリマッチョ土属性のゴレンは岩のように黙っているだけだ。



「悪いがアマギ、お前はもう俺たちのパーティにいらない。出ていってくれ」


 アレクが俺にそう言った。悔しいが今役に立っていないのは事実だ。反論できる余地もない。



「わかったよ、だけど後悔しても遅いからな! 俺はもう戻らないぞ!」


 俺の言葉を聞き四人が一斉に笑う。



「必要になったら声掛けてやるよ! まぁそんな時はないだろうがな」


 こうして俺ことアマギ・ライネスは勇者パーティの一行から外れることとなった。

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