第20話 夢と魔法の国にて
日本にある【夢と魔法の国】は、キャスト対応が本当に素晴らしい。
外国にある【夢と魔法の国】にも行った事はあるが、キャスト対応は断然で、日本がピカイチだ。
大学時代のある日、わたしは同級生と2人で、日本にある【夢と魔法の国】に行った。
爽快なスピードで山肌を駆け下りるという、ジェットコースターに並んでいた時のことだった。
『こんにちは!何名様ですか?ではこちらへどうぞ!』
背の高い爽やかな青年キャストが、次々とゲストを捌いていく。
とうとう、わたし達の番になった。
同級生が前、わたしが後ろに並んでいた。
爽やかな青年キャストが腰を屈め、同級生と目線を合わせて、ニコリと微笑んだ。
『こんにちは。今日は何人で来たのかな?』
同級生は、いつもより数段高い声で、答えた。
『ふたり!』
もう一度言う。
わたしは、大学の同級生と2人で、並んでいた。
彼女はとても背が小さくて童顔で可愛らしい。
にしても、だ。
指定された場所に移動した後。
私は堪えきれずに噴き出した。
本当に、日本にある【夢と魔法の国】は、キャスト対応が素晴らしい!
※嫌味ではないです、全く。
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