第18話 整骨院の先生
腰を痛めて、馴染みの整骨院に行った。
「どうしたの?」
「ちょっと、腰やっちゃって」
先生の治療が始まる。
「痛かったら、痛いって言ってね」
「はい」
先生の指が、的確に痛みの元凶を捕らえた。
「痛いです!」
「うん」
だが、先生は一向にやめてくれない。
「痛いってば!」
「うん」
先生はにこやかに笑って言った。
「痛いのは分かった」
先生、ドSかい?!
でも、腕は一流。悔しいけど。
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