第14話 面接
転職(就職)には面接が付き物だが、色々経験した面接の中で、忘れられない面接が1つだけある。
それは、とある会社の二次面接だった。
面接官は、役職的に上なのだろうなと思われる男性1人。
面接者は、わたしと、わたしと同年代くらいの女性1人。
面接官は、開始と同時に言った。
「なんでもいいです。なにか質問をしてください」
と。
面接の下準備、全く意味なし。
もうひとりの面接者は、最初から最後まで、ひとつも質問をせず。
面接時間の1時間、私はその場に沈黙が訪れることの無いよう、必死で質問をひねり出し、質問をし続けた。
これは、何の拷問だろうか。
わたしは疲れ果てて家に帰った。
結果。
わたしはその会社に就職を果たした。
そして、二次面接の面接官は、その会社の社長だった。
まさか社長だったとは。
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