第3話青梅 梅の公園の梅

③青梅 梅の公園


平成9年3月2日


青梅の梅の公園に行ってみる。


駐車場に車を入れてまずは愛犬を散歩させる。


散歩させながらふと来た覚えがあると気がつく。


その時は電車で来て、青梅の梅の里の景色を眺め歩きながら


辿り着いた神社かお寺のすぐそばにあったような覚えがあった。


その頃はたぶん梅の公園を作り始めていた頃だったと思う。


何故なら今、駐車場の前にあるほぼ一山が梅という景色に


記憶がないから・・・


とりあえず山を登ってゆく。


どの角度が梅の公園らしい景色になるか確認するためである。


公園は起伏のある斜面をうまく利用して、白、桃、紅の花を


散らして植えてある。


桃源郷とはこんな景色なのか。


どこを切り取っても絵になる。


元々あったものなのか紅い肌の松がアクセントを加えている。


赤松の地肌が気になってスケッチしてみる。


うまく赤松が描けない。


次に梅の公園にやって来たのは平成13年3月25日であった。


どこをスケッチしようか散々迷ったがやっと階段の所が


気に行ったので2枚描く。


どこも絵になるようで何処も難しい。


残念ながらもうこの景色は見られない。


何年か前に発生した梅のウイルスを根絶するために


青梅の梅の木は全部伐採されたと聞く。


その後、梅の木を植えたと聞くが


あの桃源郷のような梅の景色はいつ見られるようになるのだろうか。


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