第18話 特殊なアルバイト



休日、俺は月島を仕事場の近くの駅に呼び出した。


「あっ先輩!」

「おう!」


ん?少し化粧してるか?いつもと少し違う

まぁ別にいいか


「じゃあこっちだ」

「あっはい」


俺は駅の近くの雑居ビルの中に入っていく。


「?月島」

「あっ・・・・えっと」


あぁ怖がってるな


「大丈夫だ、ここの4階だ、大丈夫だ」

「はい」


そのまま月島を連れてエレベーターで4階へ


「マネジメント・大倉」という名札がかかっているドアを開けた。

ここが俺のだ。


「おっ来たわね?待ちくたびれたわよ」

「時間通りですよボス、連れてきました」

「え?・・・え?・・・・斎藤さん?」


月島はわけがわからないみたいだ、まぁ当然だが。

部屋の中は普通の事務所と変わらず、大きな机を挟んで女(ボス)がいるだけ


「くす♪やっぱり可愛いわね、あなた」

「え?え?」

「アルバイト探してるんですってね?宮島から聞いたわ」

「あっはい・・・えっとそれとここに来たことと何か?」

「うちでアルバイトしてみない?ちょっと人手不足なのよ」

「え?・・・・」


「大丈夫、事務作業みたいなものだから、人とのかかわりも最小限にするわ、

うちの奴が、月島ちゃんにちょっかい出したら、タダじゃすまないから大丈夫よ♥」


あぁこりゃ本当にタダじゃすまないな、海か山か


「えっといいんでしょうか?」

「いいのよ、あなただからいいのよ」

「・・・・・・・じゃあお願いします!頑張ります!」

「やっぱり可愛いわね♥」


それから月島は俺の仕事場でアルバイトすることになった。

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