第11話 ママに童貞捧げるのは何時が好いの?
家に戻る頃には夕日が空を赤く染めていた。
数日出張で、親父様は戻ってこないそうだ。家に戻っても、家族水入らずで裸族で過ごした。ママの裸エプロン姿は萌える。
晩餐を取りながら、ママと秘密の話を続けた。ママというオカズを前に、ママの作ったオカズを堪能した。
「僕って、ママとHしたら百日で死んじゃうんだよね?」
「でも直ぐに復活するから好いじゃない。生まれ変わる度に童貞を捧げる新鮮さを味わえるのよ。ママなんて処女捧げた記憶が無いんですもの。あなたが羨ましいわ」
「ママのように完璧な人でも、僕なんかを羨むことあるんだね」
「そうよ、あなたの善さを知り尽くしているのは、この世で私だけなんだから」
「それでね~死と再生の件なんだけど、僕は何時ママに童貞を捧げるか迷うんだよね」
「思い立ったが吉日よ。あなたが望むなら今すぐでも、明日でも、来年でも好いわよ」
「僕ね、今のままもう暫くママと一緒に過ごしていたいんだ」
「ママは何時までも待つわよ。でもね、我慢し過ぎて童貞こじらせたらダメよ。魔王や大賢者に成るかもしれないから」
「三十歳まで童貞でいると魔王や大賢者になっちゃうの?」
「そうね。でも魔王は聖杯に封じ込められるから未だ好いわ。大賢者にだけはなっちゃ駄目よ」
「どうして、大賢者格好いいじゃん」
「大賢者はね己の性欲を超越しちゃうの。そうなったら、ママの誘惑も効かなくなっちゃうわ」
「大賢者になったら、僕も楽しくないね」
「だからね、ママはヰサヲちゃんに勉強しろなんて言ったこと無いでしょ?」
「ああー、僕が勉強できないのもその所為?」
「うんそうよ。勉強なんかしなくて好いし、学校にも行かなくても好いし、就職も考えなくて好いのよ。私と一緒に甘い甘い蜜のようなニート生活送れば好いのよ」
「ママさ~、僕が子供の頃にした約束覚えてる?」
「私へのプロポーズかしら?」
「それもそうだよ。ママと結婚する前にね、ママと恋人同士になって学校通いたいな~って思ってたんだ」
「それ好い考えね。ママ大賛成よ。また制服着れるなんてワクワクしちゃうわ」
「でも一つ問題があるんだよ。僕成績悪いから高校進学できるのかな?」
「
「あとさー、未だお願いがあるんだけど」
「好いわよ。何でも聞いてあげるわよ」
「僕がね、ママに童貞捧げる前に、結婚式挙げても好い?」
「ママも嬉しいわ。でもね、ママを御姫様抱っこできるくらい体を鍛えてね♡」
「うん頑張るよ!」
こうして僕は清い体のままママと気持ちの好過ぎる青春を送ったのであった。
―― 完 ――
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