3催眠目「高川典之を通して左近田凪冴を理解したという話と明星かぐやと篠崎若木」

 おはこんばんにちわ、眞石ユキヒロです!

 今回は!タイトルが!長すぎる!

 そしてようやく仙波春樹の話題が登場しない回だ!多分な!

 多分な!多分!

 

 まずは高川典之、左近田凪冴の共通点を箇条書きにしていきます。

 かぐやや若木のことは一旦置いておきます。あとでお話ししましょう。

 

 ・太陽星座が牡牛座(高川5/17、凪冴5/15で誕生日も近い)

 ・主人公と同じ学校に通っている

 ・戦力として最初から強い方のキャラ(高川も一般人としては相当強いし)

 ・己の強さに自信があり、力に執着がある

 ・気が強く頑固。言動が威圧的な時がある

 ・髪が短くて胸部がデカい

 ・作中で精神的に成長する

 

 正直これだけでは高川と凪冴は結びつきませんね。箇条書きマジックだと思うし。

 当たり前ですが本題はこれではないです。次に進みましょう。

 

 私は「解放少女SIN」プレイ時に凪冴が『命に対して失礼よ!』って言ったとき、結構感心したんですよ。

 でもその直後の戦闘で殺しを楽しむかのような発言をしているんですよね。

 私の頭はこんがらがりました。さっきの発言は何だったのかと。

 2周してSINエンドまでたどり着いても、その答えは得られませんでした。

 上手いこと解釈もできなくてモヤモヤしてたんです。

 

 時は経ち、私は「真実の世界2nd 遼とルディ」を2周しました。

 1周目では気づけなかったんです。何せiPhone4sのめちゃめちゃ小さい画面で読んでましたから。今思い出してもよく読めたな当時の私。

 2周目に入り、iPadで細部の描写にも目が届くようになった時、私はようやく気がつきました。

 

 高川と同じく、凪冴も戦闘中は狂気に任せて戦っているのだと。

 

 高川典之は普段は(めっちゃ濃いけど)まともですが、命の奪い合いに入った途端、狂気のスイッチが入ります。

 そうなると彼は人やそのほかの命を意識せず奪えるようになります。狂気のおかげです。

 

 対して凪冴も普段はちょっと変わってるけどまともの範疇ですが、戦闘になると異常にテンションが高くなり、攻撃を、もっと言うと殺しを楽しみ始めます。

 今思い出しましたが遅刻しそうな清人にテンション高めで絡んでる時に、内心不安だと思ってましたねこの人。

 負の感情が強いほどテンション上がるタイプでもあるんだと思われます。だから戦闘中はあそこまでテンション高い。Q.E.D.

 

 でもこの考察はまだここでは終わりません。

 高川と凪冴のもう一つの共通点についてお話しします。

 

 二人とも、好きな人ができたことで戦闘中の精神が安定し始めた。

 

 高川は針越さんを、凪冴はきよぴを意識し始めたあたりから、戦闘中の狂気に変化が現れます。

 高川ははるみを好きだと認識していたけど、あれはどう見てもアイドル扱いなので私の中ではノーカンです。

 

 狂気に陥りそうになった高川は、針越さんの瞳を思い出して正気のまま戦闘をするようになり、武人としてのけじめをつけるために銃を手に取り仲間たちの仇を討ちます。

 凪冴は戦闘中に清人のことを話題にし、混乱する戦場で自分が指揮を執る程度に冷静な判断ができるようになります。

 

 ところで私はここで一つ、気になったことがあります。

 直前の凪冴の話で話題にしたChap6の実質的主人公、明星かぐやです。

 この話で凪冴は終始冷静に戦闘し、指揮まで執りますが、一方でかぐやは最後まで狂気に身を任せたまま悲しい結末を迎えます。

 かぐやの人間関係をまとめます。

 かぐやには友人はいます。血はつながっていませんが家族だっています。仲間だっています。守りたい人達も大勢います。

 でも、たった一人の好きな人はいません。

 

 その程度のことで差が付いたと思うと、かぐやが好きな私はめちゃくちゃ悲しいですが、その程度のことが大きな差になったんだとも思います。

 好きな人の元へ帰りたいとか、そういうのがなかったのが分かれ目だったんじゃないかな、と。これはかなめお嬢様とあきらさんがまさにそれだったんだけど。

 好きな人がどうこうが話題になった、高川の仲間たちの仇である若木も、自分には何もないと理解しながら亡くなります。

 

 話をまとめましょう。高川と凪冴の真の共通点は

 

 ・人を愛することで心身共に本当に強くなった

 

 ってことなんじゃないかなと、私は思います。

 だから私は高川を通して凪冴を理解できた(つもりになれた)んだと。


 あと、ここまで色々言及したから一応言っておきたいのですが、私は高川×針越は普通で、清人×凪冴は苦手です。清人と凪冴は振ったあとからの友人としての会話は普通に「良いコンビだなぁ」と思えるとかそんな感じです。

 

 

 ところでこの考察の結論にいたる過程で悲しくなりました。

 私の推しキャラ、好きな人いないか諦めたか人に命預けてる人ばっかりじゃん。

 生きてるし大切な人がいる清人と、既婚者の仙波鉄弥さんは私の推し界の希望だということを深く理解させられた。

 

 

 この考察はここでお開きになりますが、皆様、お気づきになられましたか?

 春樹の名前だけじゃない!

 今回は一度も!競走馬のお名前が出ていない!

 

 というのも、私が今書いているBL小説「糠星に聖なる願いを」に現在(2021/10/03時点)架空の競走馬がゲストキャラとして登場しているからです。

 https://kakuyomu.jp/works/16816700427042421335

 ここで競走馬の名前に触れたい欲が満たされてるんだと思います。

 ちなみにこの作品、ここと全く関係がないわけでもなく、主人公二人が「マリカ~真実の世界~」に触れつつ架空のレースゲームでバトルするなどします。

 読んでいただけるのをオレハマッテルゼ!

 

 

 え~、宣伝まで挟みましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

 次回も読んでいただけるのをオレハマッテルゼ!

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