第17話 ひとり
しばらくひとりになりたい
夜の手前
先輩は
一言で僕を無かった事にする
そんな事
言われると思ったけど
言わないでよ
予想っていうのは
悪い事ほど当たる
久しぶりの
遅起き
ていうか
これが普通か
起きている
陸を見るのは久しぶり
起きれない
僕を陸の声が急かす
僕は
無力だし
無気力だし
無抵抗だ
なんで
先輩の一言で
僕の生き方が
変わるの?
僕は
待って
待って
待って
あの日
僕の一言で
僕の生き方を
変えたのに
僕は勇気が欲しい
底抜けに
お気楽な
勇気が
僕には勇気が足りない
たったひとり
救う
勇気が
それって
おこがましいかな
僕には空気が足りない
たったひとりで
居る現実を
突きつける
光
を通す
空気が
苦しいよ
先輩
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