第”2”話



彼女に振られてから、数時間が経った……




『ニャン太郎、そう落ち込むなよ……』



幼馴染の”ニャン次”が優しくなだめてくれる……



「いやぁ、やっぱり辛いんだ、ずっと”ニャン子”と一緒だったから……」 


『あぁ、よく分かるよ……ニャン太郎はアイツのことがほんとうに好きだったからなぁ……』



「急に、別れを告げられたんだ……まだなんのことか把握できてないんだよ」


『まだ、諦めてないんだろ?ニャン太郎……』


「あぁ、アイツのことは忘れられねぇ……絶対に諦めない」


『ニャン子に何かしらの事情が有るはずだ。アイツがお前を嫌いになる筈がないからな』


「ありがとう……ニャン次」



『ほらほら、食えよ!魚屋から魚盗んできたからよ」




(猫の皆さん。魚など、物を盗むのは”犯罪”です。これは小説内のストーリーとして表現されているもので、実際に盗んだという事実はありません)




「本当にありがとう、いただくよ……」



ムシャムシャムシャムシャ………



「ぷっは――っ、うまかったぁ〜!!」






『『おぉい!!ニャン子が大変だぞ!早くこいニャン太郎!!!』』


血相を変えて 幼馴染の”ニャン彦”がやってきた。



「わ、わかった……!すぐ行くよ」




僕はとても嫌な予感がした………





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