『 じぶんの木 』

桜雷町には、子供こどもまれると、町のどこかにえなければいけないという、ユニークなルールがあります。


また、町の許可きょかがあれば、だれでも好きなところに木を植えられて、自分じぶんの好きな名前なまえがつけられます。



『おはよう。今日きょうはすがすがしいあさね』

アンが、校庭こうていの桜の木のみきをギュッときしめて言いました。


この桜は、アンが産まれたときに、両親りょうしんが植えてくれた「アンの木」で、


彼女は、桜雷庭に行くと、まずこの桜の木にあいさつをして、帰る時には、一日いちにちの出来事を報告ほうこくするのでした。



アンにとって自分の木は、いっしょに生まれそだった姉妹しまいのような存在そんざいなのです。



❀AQUAの問い❀


『もし、自分の木をてるなら、なんの木をどんなところに植えて、何という名前をつけますか?』



家族や友だちと話し合ってみて下さい。

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