第23話 国盗り物語

「つまり、何か私たちには憑いているって訳ね。強運なら構わないけれど」

 凛子はセバスチャンに対して感想を漏らした。

 その頃宇宙軍に対して動きがあった。サイレンシティに対して圧力を加える目的で、独立勢力を支持する声明を出したのだ。一方、惑星連邦の宇宙艦隊はそれを牽制する目的で、艦隊を発進させるのである。

 サイレンシティには貿易船が行き来していたが、それに巻き込まれそうになると、惑星連邦はそれを保護する目的で、行動を起こそうとする。

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