【49】 収集クエスト
「エ、エクサニウムですか!?」
そう
「壊れた玄関に使いたくてね。早くも『シャロウ』に目を付けられてしまってな……対策を打たねばならなくなった。それで早急に強化しようかと」
「む、無理ですよ」
猫耳の女の子は、そう
「無理って、在庫がないのとか?」
「そうではありません。そのシャロウが全て買い取っていったのです」
「シャロウが!?」
そこでワンダが補足を入れた。
「
「いいのかよそれ」
「仕方あるまい。なにをするにしても、金がなければ何も出来ない。世界とはそういうものだろう。まず、最低限の生活が出来るようにせねば
足を投げ出し、気だるそうにワンダは言った。
な~んで今日はそんなヤル気ないんだか。
「困ったな……」
「困りましたね、カイト様」
二人で困っていると、猫耳の子が提案した。
「では、材料を集めてきてくだされば、ワンダさんが作ってくれますよ! マスターは、なんと言っても『
「マジ? 収集クエストってことか」
「そうです。指定する収集品を集めて来てください。いいでしょ、マスター」
そう少女は、ワンダに確認する。
すると、
「……仕方ないな。リーベ、材料を教えてやれ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます