雑記

普通

　普通なんて言葉は平均や一般的常識的そんな言葉を使いたくない人が使いだした簡単で都合のいい言葉だ。

　普段通りと書くこの言葉がどうして世間一般大多数を占めるものを示すのかただただ疑問だ。普段なんてものは100人に100通りあるはずだ。

　普通という言葉に括られることで逸脱が目立つようになる。それはファッションだったり思考だったり思想だったり趣味興味性癖色々ある。だけど先述のようにそれらは100人に100通りのそれらがあるはずだしあるべきだ。

　セクシャリティの話になるとよく色で例えられる。男性女性それ以外という3色ではない。性自認というのは虹のように沢山の色がグラデーションになっているもののはずでまた性的指向もそうなっているもののはずだ。100人いれば100通りとまでは言わないがまあ97通りはあるんじゃないかな。

　少し逸れたが結局普通なんて言葉で括れるものなんて各駅停車の電車くらいのものだ。そんな言葉が幅を利かせられるほど世界は単純じゃないし安くない。

　他人と違うということに過度に怯える必要なんてない。自分以外は他人だ。違って当たり前だ。そりゃそうだろ違う生き物なんだから。

　そう思うだろ。普通は。