第77話 風の吹く公園

 風の吹く公園を一緒に歩こう


 ゆっくりあなたの歩調にあわせて

 歩くから


 木々に囲まれて、澄んだ新鮮な空気をいっぱいに吸おう


 陽を浴びて、天に腕を伸ばす枝

 葉は、青々と茂り、サラサラと風に

 なびいている


 

 あなたを見つめる

 風が強く吹いて、髪が乱れてあなたの顔を隠したら


 僕が髪をかき分けて、そっと口づけするでしょう


 誰も見ていないけど、瞬間なのさ


 びっくりしたでしょ


 空と木々とあなたと風と


 幸せの公園


 


 

 

 





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る