朱雀船ー円環の詩ー

空色凪

一、廻れ輪廻よ

生命がここにあるとして

その灯火が消えようとして

立ち行く先は何処か


水面の月も

楽園の花も


満たされようとする器も

愛されたいこの体も


廻れ輪廻よ

この先で

廻れ輪廻よ

待っている

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