28話目

「もーらい」と私の飲みかけを口にする幼馴染に「そーいうの気軽にしない方がいいよ」とジト目で見れば「いーだろ」と一言。

「ケチケチすんなよ」

「そーいうことじゃないっての」

「別に」

呆れ声の私に幼馴染が続けたのは「気軽にしてるつもりはねーよ」という私を動揺させるには十分な言葉だった。

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