虐殺②
裏軽く肩を温めた卜部の記念すべき第一球はカーブである。しかもちゃんとコントロールできている。
2球目はスライダー。鋭く変化し、ツーストライク。この時点ではっきり言ってこのスライダーだけで左バッター限定なら高校野球児すら打ち取れるそんな球になっていた。
3球目はインコースに連続ときていきなりアウトコースにストレート(バックスピンがかかっている。変化量はこの時はまだ2100回転/1分。)打てると思ったのか打ちに行って捕ゴロ。
2人目のバッターに対しては初球様子見の他の彼が持っている変化球の中では普通のチェンジアップ。
打ち損じファーストゴロ。
3人目のバッターに対して初球アウトコースいっぱいのツーシーム。
二球目はシュート。(何気に彼のストレートのMAXより10キロ程速い。)なお140キロ。うん、化け物やん。
三球目はインコースの高め一杯から思いっきり落ちるフォークボールで締めくくった。
結果は30対0というあまりにもありえない差を叩き出しての主人公達の圧勝。
これはまだ後の伝説の始まりでしかなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます