わしの冒険
@matsuonyaon
ねこが好き
私はねこになりたい。
30代半ばに差し掛かったオッサンである。
ねこになりたいが、見た目はねことは程遠い。
心はねこでありたい。
当然ねこ好きで、いつもねこを探している。
ドアを開くと夏ではなくねこに出会えると信じている。
私は時々、顔馴染みのねこに会いに行く。
古びた市営住宅の立ち並ぶ静かな住宅街が友だちの住処である。
私の友だちは「ほにゃ」と「みけ」と「まる」と「わる」と「きにゃ」と「みたらし」と「しか」である。
みんなそれぞれ模様が違い、性格も違う。
大きさも性別も違えば、私を見つけたときの態度も違う。
いつも仲良くしてくれる彼らのことが大好きだ。
仲良くしてくれなくても大好きである。
ねこは存在するだけで偉大なのだ。
私は人間が存在するだけで偉大だとは感じたことがない。
しかし、ねこのように一生懸命に生きている動物に優しくしている人間は大好きだ。
もちろん、家に虫が入ってきたら殺すこともあるが、家から追い出せない場合に仕方なくやっている。
ねこ嫌いな人も、どうか追い出すだけで勘弁してやってほしい。
決してねこをいじめないで見守ってやってほしい。
私もなるべく虫を殺さないように気をつけている。
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