第26話 堕天使を倒して
死神の力により堕天使を瞬殺したレーゼ達は休んでいた。
一時はどうなるかと思ったか........まあ死神が来てくれたおかげでほとんど何もせずに終わったけどな。なあライデン。こいつって本当に死神だと思う?
『今まで死神というものに出会ったことはないが、少なくとも種族に死神と書いてあるんなら死神じゃと思うぞ』
だよなぁ....。けど見た目が子供だからかあんまり信用できないんだよなぁ。
『いないいない....ばあ~』
「きゃっきゃっ!」
なんかほほえましい家庭みたいになってるじゃん。もう赤ちゃん認定でいいよな。クロにもなついてるし。
『一つ気になるのが、ネクロマンスは死霊を呼び出すスキルのはずじゃ。じゃが一応死神は神の部類にはいるはずじゃ。なのになぜ召喚することが出来たのじゃろうか』
それに関してはわからないが、一つ仮定を作るのなら、死神は死をつかさどっている。そこから死霊と認定されたんじゃないかなぁ。
『まあ可能性としてはないとはいいきれんのう』
正直な話、俺の使うネクロマンスが一般的なのかがわかんない以上なんとも言えないけど死神を仲間として連れていくし、しっかりと育てていくことに変わりはない。後は........子守でもしてくれる死霊を呼び出さなきゃいけないことかな。
『お主ならしっかりと育てられるじゃろう』
だが一つの懸念があってな、子育てはしたことないし、まず彼女はできたことがない。つまり子供とは無縁な人生だったのに育てることができるんだろうか。
するとミラがこちらを向いてきた。
ん?ミラ何?もしかして私が母親代わりだと?
コクっ
んー。でも言葉とか伝えるの大変では?
『そんなことありませんよ』
は!?ミラがしゃべった!?いや、実際はしゃべってないけども。精神汚染使えるようになったの?
『はい。マスターのやっているものをまねさせていただきました』
なるほどな。なら死神のことは頼んだぞ。
『はい。マスター』
とりあえず名前を付けてあげないとな。そうだなぁ........グリムはどうだ?
「あい!」
これでいいんだな。じゃあ今日からお前の名前はグリムだ。
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