第13話 オーク再び……レーゼはいらない子でした
ランスロットの実力を確かめるためにも魔の森を散策していたレーゼ一行は出会った魔物をすべて倒していた....ミラとランスロットが....
いやね、倒してくれるのはありがたいよ。経験値も勝手に上がるしね。けどねやっぱり俺がいらない子になっちゃうわけですよ。かといってね連携に参加するところがないんですよ....
ランスロットが動きを止めてからミラが倒す。この流れのどこに入る余地があるんだろうね。
『ぶもぉぉぉぉぉぉ!』
そのままレーゼは何もせずに歩いていると剣を持ったオークに出会った。
オークが兜をかぶって剣を持ってる!?あ、でもゴブリンも棍棒持ってたしありえない話ではないか....
「鑑定」
______
オークソルジャー
Level7
HP1200/1200
MP200/200
攻撃B
防御B
魔力D
俊敏C
スキル
剣術2
______
オークリーダーよりは弱いな。けど剣術を持ってるし攻撃してくるっていう部分に関しては違ってくるか....
「精神支配」
ランスロットはオークソルジャーの動きを止めて。
ミラはランスロットにフレイムエンチャント。
俺は........遊撃!
行動開始!!
そう疑似念話を2人に送るとミラはすぐにランスロットにフレイムエンチャントをかけていた。
ランスロットの剣と盾が燃えてる!?そんなことが起きるのか....剣で切れば火で追加攻撃、盾でふさげば火で反撃。めっちゃ使えるじゃんフレイムエンチャント!!
オークソルジャーは剣でランスロットを攻撃するも、ことごとく盾でふさぎ時にはカウンターを入れていた。
だがランスロットの攻撃もすべてがあたっているわけではなくオークソルジャーも回避をしている。
手ごわいな....ミラはフレイムエンチャントを使っているからか魔法での援護をしてないしな....だがどう援護しよう....?動きが止まれば殺せるのにな。
そういうとランスロットはオークソルジャーをつかみ拘束し、一切動かなくなった。
何がどうなってるんだ?ランスロットがオークソルジャーを拘束したまま動かなくなったぞ....
ん?動かない…?まさか、不動要塞のデメリットを利用してオークソルジャーを拘束したのか!?ランスロット賢い!!じゃあとどめに....
「ダークランス」
『ぶもぉぉぉ....』
オークソルジャーの脳天を貫き絶命させた。
よし!勝ったぞ!それにしてもランスロット強すぎだろ....さすがMP800分はあるな。
ピコン!
あ、レベルが上がった。まあこいつを倒すまでにかなりの数の魔物を倒したからね。
それはそうとミラって同時に魔法って使えなかったっけ?
フルフル
あれ?じゃあなんでランスロットの援護をしなかったの?....え?命令されてないから?命令してたらやってたの?
コクっ
そのうえオークソルジャーも瞬殺できる?
コクっ
やっぱり俺はいらない子でした。
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