悲しみの名前

作者 ゆきこ

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  • 本編へのコメント

    「相手の内面に踏み込まない代わりに踏み込ませない」というこじらせて反転したプライドのようなものが表現されていて、面白く読みました。
    主人公は「意味を持たせないコミュニケーションを重ねたところで、それが意味を持つことはありえない」という学びを得たのに対して、男の方は「浮気がバレて破局した」という非対称性もいいですね。

  • 本編へのコメント

    ヒロインの淡々とした、奥底に虚無感を抱えた語り口に引き込まれて繰り返し読みました。

    ただ、敢えて少数派の女性であることを強調する描写であるにせよ、「彼には隠していたが実は喫煙者」という展開にやや違和感を覚えました。

    統計を見ても女性の喫煙率は1割未満ですし、若い女性はタバコ離れが進んでいますので。

    また、一応は半年も性関係があって休日も一緒に過ごす間柄なら喫煙者だと努めて隠すのも不自然な気もします(むろん、そういう本当の自分を見せられない仮初めの間柄だからあっけなく壊れたという空しさの表現ではあるのでしょうが)。