アラン

<第一部>

序章 長い話の始まり「1 突然の宣告」から


<第二部>

第一章 第一節 東の海へ「1 長い話の終わり」から


<第三部>

第一章 第一節 嵐の前触れ「2 旅の兄弟」から


<外伝 銀色の魔法使い>

「1 草の波」から



・金色に近い明るい茶髪 同じ色の瞳 白い肌 やや長身の細身だがまだ成長期

・16歳


・「外伝」でトーヤと出会った時の年齢は13歳

・戦で両親を失い、兄とベルと共に戦場暮らしになった時の年齢は10歳


トーヤと共に傭兵をしている。

まだ傭兵となって数ヶ月の頃、戦いの中で腹部に負った傷が化膿して死にかけていたところをトーヤたちに助けられた。

その後トーヤの弟子のような形で腕を磨き、今では頼れる仲間となっている。

その優秀さから「さすがアラン」がトーヤの決り文句のようになるほどである。


「アルディナの神域」の辺境近くの開拓地あたりの出身と思われる。

両親、兄、妹のベルと5人で平和に暮らしていたが、突然の戦に巻き込まれ、両親も、家も村も失い、長兄のスレイに連れられるように逃げて命拾いをした。

その後兄弟3人で「戦場稼ぎ」をして生きていたが、傭兵となった長兄スレイが戦死した後、数ヶ月後に自分もまた傭兵となって妹のベルと2人戦場で生きていた。


これから西の大きな戦に参加しようとそちらに向かう途中、突然トーヤから別れを切り出され、納得できずにベルと共に八年前にあった長い話を聞くこととなる。


冷静沈着。

いつもはトーヤがリーダーだが、時に場が荒れたり脱線したりする時にはビシッと引き締めて話をもとに戻したりする。

そんなことから「アラン隊長」と呼ばれたりもする。


酒はそこそこいける口、量よりも少しずつ味わって飲みたいタイプ。

いつも妹のベルを気にかけ、自分だけではなくベルを守るためにも傭兵になることを決意した。


体が大きく、強くて負けることがないと思っていた兄が戦死した時、何があっても、例え手を汚しても生き延びると決めた。

その後トーヤに出会ったことで同じ道を歩むと決める。

その反面、いつか金を貯めて戦が来ない土地でベルと店でも持ち、そこからベルを嫁に出したいという夢も持っている。


堅物そうだが、トーヤと一緒に「そういうお店」にも出入りしている疑惑あり。

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