[第一部完結]【黒の軍団《ル・ノアール》】-とんでもなかまシステムで美少女テイム軍団増殖中!?ムッツリ主人公マサユメのちょっぴりエッチなRPG的冒険活劇!-

けみゆあ😱

第一部 ノザディア大陸

第一章 異世界のはじまり編

第1話 はじめての異世界

 ◇◇◇◇◇


 はじめての異世界。

 僕の目の前に2人の美少女がひざまずいて、こちらを見ている!

 いったい、どういうこと?

 コミュ障の僕はどうすればいいの?


 ◇◇◇◇◇



 時はさかのぼって数時間前……。


「ここが異世界かぁ!すごいねぇ!

 見事に何もないよなぁ。

 むー。ここからどうしようかなぁ?」



 草原に木がポツリポツリ生えてるアフリカのサバンナのような場所に、元おっさんである僕がひとりで立っている。

 ただし、異世界転生したタイミングでかなり若返っているので、見た目は少年、精神はおっさんというありがちの設定です。



「ま、とりあえず、状況確認の前にステータスでも確認してみよっか!」


 ステータスオープン!


 異世界転生したおっさん【マサユメ】の目の前にウィンドウが現れて、ステータス画面が表示された。


【ステータス】

 マサユメ 15歳 レベル1

 ジョブ スーパーテイマー

 HP 20/20 MP 20/20 BP 20

【スキル】

 なし

【固有スキル】

 全鑑定 無限収納

【なかま】

 なし


「わー!こんな感じなんだな!

 おー!15歳!

 だいぶサービスしてくれたぞ!ナイス!

 レベルは1でBP(戦闘力)が20か。

 めちゃくちゃステータスが弱い感じがするけど、いきなりゲームオーバーは嫌だなあ……。


 ……って、あれ?

 スーパーテイマー?

 ん?

 スーパー?ってどういうこと?」


 ちょっと思考が停止中……。

 さっきの出来事を思い出してみる。


「確かにジョブはテイマーにしてもらったよね?

 その時になんか言ってたような気もするけど……スーパーねぇ。

 よくわからないけど、スーパーは普通よりいいってことだよね?」


 まあ、いっか!


「しかし、何が違うんやろ?って出てきた!

 これって説明が出るんやね!?

 びっくりした〜!

 思うだけで説明が出るんかぁ。

 便利な世界やなぁ!」


 ステータスとは別ウィンドウにスーパーテイマーの説明文が表示された!


【スーパーテイマー】

 モンスターなどをなかまにできる職業。

 特にスーパーレアなモンスターなどをテイムできる。

 逆に普通のモンスターや普通にレアなモンスターはテイムしにくくなってるよ。

 だからスーパー!!

 なお、通常、スーパーレアなモンスターは出現率が恐ろしく低いので滅多に会えないのだが、遭遇率は若干アップのボーナス付き。

 また、遭遇した場合のテイム率は99%と非常に高くなっているうえに、テイムしたモンスターは擬人化するよ。



「おー、ツッコミどころ満載やなあ!

 なんかすごいことになってるやんか……。」



 説明を読んで思ったのは……。

 珍しいモンスターが、ほぼテイムできますよ!

 でも、滅多に会えないからなかなか増えませんよ!

 ってことでいいのかな?

 これは厳しいぞ。


 あと、最後の擬人化って……つまり、そういうことですよね?

 せっかくコミュ障だからテイマーを選んだのに、なぜにそんな設定?



「まあ、いっか!

 まだぜんぜんよくわからんしな。

 それでスキルはお願いした鑑定とストレージをサービスしてくれたと!

 しかも全鑑定と無限収納って名前からして最上級じゃないですか!

 ありがとうございます!」


 マサユメは草原の真ん中で独り言を呟いている……。



「あとは持ち物チェックだな!」


 頭の中で無限収納をイメージすると、ウィンドウにストレージの中身が表示される。


【無限収納】

 はじめての日本刀(マサユメ専用)1

 ヘルメット(マサユメ専用)1

 作業着(マサユメ専用)1

 作業ズボン(マサユメ専用)1

 手袋(マサユメ専用)1

 安全靴(マサユメ専用)1

 低級ヒールポーション 20

 低級マジックポーション 20

 非常食 30

 大金貨 10

 金貨 10

 大銀貨 10

 銀貨 10

 大銅貨 10

 銅貨 10


「うん、たくさん入れてくれてるなぁ!

 ありがとうございます!」



 とりあえず、初期装備一式を取り出して、身につけました!すごいフィット感!


「装備は一式揃えとくって言ってたからね!

 武器以外は頭、上半身、下半身、手、足でワンセットなんかなぁ?

 しかし、剣は武器っぽいのに、あとは元の世界でいつも着てた工事現場に行く格好なんですけど〜!

 まあ、着慣れた格好なんでいいんですけど、15歳でこれは合ってるとは言い難いかも?」



 ちなみに貨幣価値については、

 銅貨が日本円で10円

 大銅貨が100円

 銀貨が1000円

 大銀貨が10000円

 金貨が100000円

 大金貨が1000000円

 と言ってたね。

 この上に白金貨というものもあるらしい。


 生活する分には金貨以上はあまり使わないらしけど、物価はよく分かってないので実際の買い物で確認しよう!


「これで一通り、確認終了!

 そろそろ行動しないといけないとは思うんだけど、さて、どうしたものか?」



 と思ったその時!

 はるか前方の木の影から、何かの気配があったような気がした!



「もしかしたら、やばいやつかも!

 来た早々、いきなりピンチはやめて〜!」



 ここから元コミュ障おっさんであるスーパーテイマーマサユメ!現在15歳の異世界冒険が始ろうとしていた!


 さて、どうなることやら……。


 ◇◇◇◇◇

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る