第3話 眠り続けて何千年



「貴方には使命があります」


「眠り続ける事で、この世界を守ると言う使命が」


 すやすやすや

 ゆっくりお眠りなさい


 何百年

 何千年


 気が付けば

 まったく知らない世界


 目覚めたお姫様

 孤独で一人ぼっち


 知ってる人がまるでいなくて

 知らない人が溢れてる


「覚悟していたことだけれど」


「誰もいないのが寂しくて」


 涙を流しても


 出会えない


 嘆きを吐いても


 見つからない


「世界を救う崇高な使命」


「私にしかできない立派な使命」


「けれど、叶うなら共にあの時代を生きたかった」


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