第五十七話
●
そして、ことみは
それを聞いて美玖は、感心した表情になった。
「ほう、それはなかなかの心がけだ……。そして自信もあるようだ……」
「はい! でも今は
だが美玖は、冷静に答えた。
「そうだな……。でも、ことみ。あなたは手加減する必要は無いぞ。それでは私には勝てないだろうからな……」
すると、ことみは完全に頭に血が上った。
「その言葉、
「ああ、もちろん」
ことみは怒りをあらわにして道場の
ことみと美玖は、試合前の
「お願いします!」
「お願いします……」
その構えに、ことみは
美玖は、静かな
「その構え、左で攻撃を受けて右で攻撃をする気か……。すると私から、攻撃をしなければならないのかな?……」
その言葉を聞いて、ことみは更に怯えた。
そして、ことみは
「
すると美玖は、真剣な表情で答えた。
「うむ。さあ、かかってきなさい……」
ことみは、二本の竹刀を垂直に
もちろん美玖は、上段で受けた。『ぎりぎりぎり』と二本の竹刀が
「今だ!」と、ことみは左の竹刀を
二段斬り、
一の太刀を受けているため美玖は、動けない。だから二の太刀は、完全に美玖の右肩に入る! だが美玖は
ことみは、驚いた。そ、そんな
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