●「天狗」
「あの山には近づいちゃいけない」
祖父は孫に常々話をしていた。山に近づいたら最後天狗様に拐かされてしまうと。
昔からの言い伝えだが現在では信じる者はいない。興味本位で山に入った者もすぐに帰ってくる。
――しかし今回は違う。天狗らしき声が聞こえた。
本能が察する。
逃げなければ攫われてしまうのだと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます