逢魔ヶ時

こんなに科学の光が

綺麗なときがあるでしょうか

全ては夢のようで

それでいて いつもよりも鮮やかな時間

深い藍色の空は

暗いからこそ淡く輝き

星は不思議な光で自分を主張する

黒い雲は重く浮かび上がり

白い雲は紅く光る

太陽は沈んだというのに

地平線に這う炎

私を包む空間は

無限に広がり

美しい陰影で

私をいざなう

光と影

自然と人工

生と死が

程よく調和する

それは

危うい青の時間

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