第18回 超猫戦士ニャンダー

闇夜に 忍び寄る 音無き 獣の足

爪を 研ぎ澄まし 潜む悪を 狙う

嗚呼ああ 何故なぜ

悪をほふっても 心の渇きは 癒えずに 増すばかり

ニャンダー 悲しき宿命さだめの戦士よ

愛する者を 守る為 その身を鋼に変えし者よ

君は決して 間違ってはいない

この世の汚れを滅して 一人闇夜を彷徨さまよえど

君が歩いたその道は 笑顔の花が咲き誇っている



モフられた あの日 もう忘れてしまった

牙は いつの間にか 悪の血に 染まる

嗚呼ああ 何故なぜ

こんなにも多く 世の悪は むなしく 蘇る

ニャンダー 正しくも優しき獣よ

たぎるる正義に 慈悲の心に その身を焦がす者よ

君は決して 振り返ろうとしない

愛する者の無事を信じ ただひたすらに悪を討ち

絶え間ない血の雨の中 雷鳴の如く駆け抜けて行く

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