にゃん太郎のひとこと

第3回 えっちなゲームの感想にゃん

　いわゆるエロゲーをやってみたにゃんね。

　今や押しも押されぬ人気作となっているFateとかも元はエロゲーにゃん。

　アニメや一般ゲームのシナリオライターやライトノベル作家も別名義でエロに関わっていたりするので読み物としての面白さもあるにゃんよ。

　ボクが今回やったのは『初めての彼女』という作品にゃんね。

　プレイヤーに強烈なトラウマを植え付けると言われる幻の作品にゃん。

　このゲームは三つのルートで構成されているにゃん。

1．主人公ルート

大学生の主人公がヒロインと恋仲になる

↓

ヒロイン貧乏な為、風俗に身を落とす

↓

主人公、お店に通って支援

↓

ヒロイン、客にやられる前に主人公で初体験

↓

主人公のアルバイト先の店長がヒロインの店に登場

↓

主人公の知らない間に店長がヒロインに接近し、ホテルで生でやる

↓

ヒロイン、主人公のいないところでやられまくって店長にメロメロ

↓

主人公、店長との浮気を見せつけられる

↓

主人公ふられる

2．ヒロインルート

主人公と恋仲になる

↓

母子家庭で母親が病気になりさあ大変

↓

大学にも通いたいのでもう風俗っきゃねぇ

↓

とりあえず、主人公にもっと貢がせる

↓

主人公と寝る（練習）

↓

主人公にバイト先の店長を紹介される

↓

店長、お店に来て資金援助を持ちかける

↓

店長と夜のホテル話し合い、ついでに中出しされる

↓

主人公とデートを繰り返す

↓

デート中にトイレに連れ込まれて店長にやられる

↓

やられる回数が主人公＜店長になる

↓

お金もあるし、うまいし、もう店長でよくね？

↓

ギャルになる

↓

主人公に店長とやってるところを見せつける

↓

戻ってきて欲しいと泣かれて主人公とやる

↓

風俗嬢を恋人にするってのはこういうことだってさとすヒロイン

↓

主人公、いい勉強になったことをさとる

3．自暴自棄ルート

ヒロインは店長と浮気一度目で主人公に見つかり説得される

↓

主人公の説得で同棲開始

↓

今度こそ幸せになるかと思いきや母ちゃんの病状悪化

↓

ヒロイン、鬼畜変態親父の愛人になる

↓

ヒロイン、変態親父の肉奴隷にクラスチェンジ！

↓

自暴自棄になって客に本番を解禁

↓

客が言いふらしたせいで母ちゃんに身バレ

↓

母ちゃんと決別

↓

変態親父の調教最終段階へ

↓

あの店長も仲間に加わりヒロインぶっ壊れる

↓

行きずりの親父達と乱交パーティー

↓

妊娠発覚し、主人公にバレる

↓

主人公、ヘタれてヒロインを捨てる

↓

ヒロイン、妊婦のままAVに出演

　と、こんな感じで救いは全くないにゃんよ。

　ここまで身を持ち崩すのも少ないけど、似たような話は実際にあるにゃんね。

　性の搾取ってよく言われるけど、問題はそれほど単純じゃない気がするにゃん。

　売る方が悪い、買う方が悪い、社会のセーフティーネットがどうのということ以前に色恋商売の悲しい性（さが）みたいなものもある気がしてならないにゃん。

　たとえば、主人公視点でいえば店長は酷い男だけど、やっていることは大して違わないと思うにゃん。

　ゲーム内でもそのことをヒロインに言われて主人公はハッとなるにゃんね。

　とりあえず、男女を問わず不幸話は要注意にゃんし、貢いだり貸したりしても返ってくることはほとんどないにゃん。

　人は必ずしも善人を好きになるわけではないし、好きという感情だけで生きられるわけでもないということにゃんね。

　人間の感情は本当に複雑にゃん。

　でも、なんとなく受け入れてしまうボクがいましたにゃん。