第220話 明日から忙しい
「ところで明日からなのですが、僕は力の制御の為に修練に入ろうと思います。ルクス卿やアーサーのお力を借りられれば嬉しいのですが」
「まあ、ええよ。なまった勘を取り戻すにもええ訓練になりそうさ」
「それとアーサーのことですが」
「判っとるよ。子供が出来てもあんまり重圧なんか与えるものかえ。大切な婿殿なのじゃぞ?」
「アーサーには幸せな家庭を築いて欲しいですからね」
「心配性さね。師匠としての責務かい?」
「いや、あなたが巻き込んだことですから僕にも責任がありますからね」
「そーかい、そーかい。そりゃ、ええことさね。婿殿は師に恵まれた様じゃ」
「まあ、あなたは傷付いたコボルト族の補助で大変でしょうからこの辺で」
「祈っておくれ。傷付いた者の為に」
「かしこまりました」
その場で三人一緒に祈り、別れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます